アクションが実行できる条件の設定
アクションが実行できる条件を設定できます。この設定を利用すると、状況に応じて必要なアクションが表示されるため、業務の進行がよりスムーズになります。
アクションを実行できる条件の設定は、作業者が適切な状況でアクションを実行できるように支援する仕組みです。
アクションが実行できる条件の活用例
次のような場面でアクションが実行できる条件の設定を活用できます。
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申請金額によるアクションの分岐
経費申請をするようなアプリで、「10万円未満なら課長承認、10万円以上なら部長承認」といったルールがある業務では、アクションが実行できる条件を設定することで、申請金額に応じて表示されるアクションボタンを切り替えられます。
フィールドの値に応じて、適切なアクションボタンだけを表示することで、間違ったルートで承認が進んでしまうことを防げます。 -
承認コメントの入力を条件としたアクションボタン表示
承認コメントのようなフィールドに「確認済み」「承認します」といったコメントが入力されていて、空欄でない場合にのみ、アクションボタンを表示するように設定できます。
確認の記録が残っていることを条件に次の作業へ進めることで、手続き漏れの防止や業務の適正な管理にもつながります。
手順
ここでは、経費申請をするようなアプリで、次のような条件を設定する場合を例に説明します。
- ステータス:申請前
- 条件:
- 費用が10万円未満なら課長承認
- 費用が10万円以上なら部長承認
- 条件:
- ステータス:部長確認中
- 条件:承認者のコメントが入力されている
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目的のアプリで「プロセスの管理」画面を開きます。
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「アクションを実行する条件」で、実行するアクションを分岐させる条件を設定します。
今回の例では、費用によって条件を分岐します。ステータスが「申請前」のプロセスで、次のように設定します。- 費用が100000以上
- 費用が99999以下
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「アクションを実行する条件」で、実行するアクションが表示される条件を設定します。 今回の例では、ステータスが「部長確認中」のプロセスで、次のように設定します。
- 承認者コメントが空欄でない
「アクションが実行できる条件」を設定した場合、条件が満たされるまで、アクションを実行するためのボタンは作業者に表示されません。
たとえば今回の例の場合、ステータスが「部長確認中」であっても、「承認者コメント」が記入されるまで、承認者の画面に「承認する」ボタンは表示されません。