作業者の設定

記事番号:040896

作業者とは、「このステータスで行ってほしい作業」を任されているユーザーです。
該当のステータスで行ってほしい作業を特定のユーザーに割り当てたいときに作業者を設定します。
該当のステータスから別のステータスに変更されると、作業者の作業は完了となります。

作業者が設定されている場合、アクションを変更するためのボタンは、作業者の「レコードの詳細」画面だけに表示されます。作業者以外にはボタンは表示されません。
作業者が設定されていない場合は、レコードを表示できるすべてのユーザーにボタンが表示されます。

作業者の指定方法による違い

作業者は、ステータスごとに設定できます。
最初のステータスでは、[作業者を設定しない]か、レコードを作成したユーザーを作業者とする[作成者]か、いずれかを選択します。
スクリーンショット:最初のステータス設定時の選択肢

2番目以降のステータスでは、ユーザー名や組織名を直接入力するか、[フォームのフィールドを追加]からフィールドを選択して、作業者を設定できます。

複数のユーザーや組織を設定する場合は、[作業者]のドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します。

どれを選択するかによって、作業者の決まりかたや、ステータスが変わる条件が異なります。
スクリーンショット:プロセスの設定で、[作業者]のドロップダウンリストから作業者の条件を選択しようとしている

次のユーザーから作業者を選択

複数の候補から誰か1人を次の作業者として指定できるようにする場合に、「次のユーザーから作業者を選択」を選択します。

ステータスが変わる条件

指定された作業者がアクションを実行したら、ステータスが変わります。

「プロセス管理」画面での設定

「次のユーザーから作業者を選択」を選択し、作業者の候補となるユーザーを設定します。
候補者のうち、前のステータスの作業者によって指定されたユーザー1人が、そのステータスの作業者になります。 スクリーンショット:プロセスの設定の[作業者]のドロップダウンリストで、[次のユーザーから作業者を選択]が枠線で強調されている

「レコードの詳細」画面での操作

現在の作業者は、アクションを実行するときに、次のステータスでの作業者を、表示された候補の中から1人だけ指定します。
スクリーンショット:レコードでプロセスのアクション「申請する」ボタンをクリック後の画面例

次のユーザー全員

作業者全員のアクションが必要な場合に、「次のユーザー全員」を選択します。

ステータスが変わる条件

作業者全員がアクションを実行したら、ステータスが変わります。

「プロセス管理」画面での設定

「次のユーザー全員」を選択し、作業者を設定します。設定したユーザー全員が作業者になります。
スクリーンショット:プロセスの設定の[作業者]のドロップダウンリストで、[次のユーザー全員]が枠線で強調されている

「レコードの詳細」画面での操作

現在の作業者は、アクションを実行するときに、次のステータスでの作業者を指定する必要はありません。アクションを実行するときに表示されている全員が自動で次の作業者になります。
スクリーンショット:レコードでプロセスのアクション「申請する」ボタンをクリック後の画面例

複数のアクションを組み合わせて設定する

「次のユーザー全員」を作業者を指定する方法として選択した場合、次の2種類のアクションを組み合わせて設定できます。

  • 作業者全員の実行が必要なアクション(必須):
  • 作業者のうち1人の実行が必要なアクション(任意):
    「実行後のステータス」の右横にある、「追加」アイコン(+の形)をクリックすると、「作業者のうち1人の実行が必要なアクション」の入力欄が追加されます。

2種類のアクションを組み合わせると、次のような設定が可能です。

  • 作業者全員が「経理確認」アクションを実行すると「承認済」ステータスへ変更されるようにする
  • 申請内容に不備が見つかった場合など、作業者のうち1人でも「差し戻す」アクションを実行すると「申請前」ステータスに戻るようにする

スクリーンショット:「作業者のうち1人の実行が必要なアクション」の入力欄が追加されている画面

複数のアクションを設定する場合の注意点

「アクションが実行できる条件」を複数設定すると、「作業者全員の実行が必要なアクション」を複数設定できます。この場合の注意事項は、次のとおりです。

  • 「作業者全員の実行が必要なアクション」を複数設定したとしても、1人の作業者が実行できるアクションはいずれか1つだけです。1人の作業者がすべてのアクションを実行することはできません。なお、いずれかのアクションを実行した時点で、そのユーザーは作業者ではなくなります。
  • 最後にアクションのボタンをクリックした作業者のアクションだけが実行されます。たとえば、先に2人の作業者が「経理確認」ボタンをクリックしていたとしても、3人目の最後の作業者が「人事確認」ボタンをクリックしたら、「人事確認」アクションだけが実行され、ステータスは「人事確認」アクションにひも付くステータスに変更されます。 スクリーンショット:「作業者全員の実行が必要なアクション」が複数設定されている画面

次のユーザーのうち1人

特定の作業者を決めず、誰か1人がアクションすればよい場合に「次のユーザーのうち1人」を選択します。

ステータスが変わる条件

作業者のうち誰か1人がアクションを実行したら、ステータスが変わります。

「プロセス管理」画面での設定

「次のユーザー全員」を選択し、作業者を設定します。設定したユーザー全員が作業者になります。
スクリーンショット:プロセスの設定の[作業者]のドロップダウンリストで、[次のユーザーのうち1人]が枠線で強調されている

「レコードの詳細」画面での操作

現在の作業者は、アクションを実行するときに、次のステータスでの作業者を指定する必要はありません。アクションを実行するときに表示されているすべてのユーザーが、次の作業者として自動で設定されます。
スクリーンショット:レコードでプロセスのアクション「申請する」ボタンをクリック後の画面例